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もうすぐ冬至 [風景]

朝の散歩で

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太陽の位置が低くなって影が長ーく伸びています。

22日は冬至ですね!

そしていよいよ年の瀬が・・・


長ーいと言えば

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この列は?

11月24日上野国立博物館の正倉院展に並ぶ人です。

夫と私は30分待って見学出来たのですが外に出たら長蛇の列でした!

多分1時間は待つことでしょう。

実は11月1日に一度正倉院展に来ているのですがその時にこの位並んでいて

1時間30分待ちでした。当日は他の予定もあり1時間以上並びたくないので

後日出直す事にしてこの日になりました。

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国宝 螺鈿紫檀五弦琵琶 

写真撮影用のレプリカです。

聖武天皇の時代の奈良は大陸からの渡来人が行き交いエキゾチックな文化が

沢山日本にもたらされた時期です。天平文化ですね!


正倉院とは聖武天皇が崩御した後に最愛の夫を亡くして悲しみに暮れる光明皇后が

天皇の愛用した遺品を東大寺の大仏に奉納するために作られたそうです。

教科書に載っていた校倉造りこそが1260年前の品々を当時の姿のままに現代の

我々の目の前にある奇跡を造ったんですね~。

解説によると五弦の琵琶本家本元の大陸では現存していないし硝子の器もみんな

出土しても劣化しているんですって。

日本の風土に合った校倉造りが国宝を守って来たのですね。


しかし、並ぶのが嫌いな夫婦がなんで正倉院展に行ったかですって?

実は夫が漆塗りを習っている先生から国宝を見ておくべきと勧められて

前売りのチケットを購入してあったからなんです(-_-;)

この日私の大好きな日本画家の鏑木清方展を竹橋の近代美術館でやっているので

お昼を挟んでそちらにも行ってきました。


昼食は神保町の はちまき という天ぷら屋さんで。

以前姉と岩波ホールに映画を見に行った時たまたま入ったお店です。

江戸前のキスやアナゴの天丼、衣はサクッ、魚の身はふんわりと甘く

タレの甘辛さが美味しいご飯に絶妙にマッチしていました。

そして、このお店の店員さんは年期の入ったお姉さん方ですが

皆さん 神田の生れよってかんじで応対が歯切れよく小気味が良いのです!


そして、東京を離れて10年、すっかりオノボリさんになって上野から神保町

夫のスマホでルートをみながらたどり着きお目当ての はちまき さんに。

ちょうどランチ時でもあり狭い店は混んでいました。

あの年期の入ったお姉さん達は?  いない!普通のパートさんだ!

天丼来ました。久しぶり!と口の中に運んで?

あれ?天ぷらの衣がサックリしていない。

中身も衣も全体にふんわりで前と違う!


以前姉と来た時に食べ終わって外に出たら男性二人に美味しかったですか?

と聞かれたので力を込めてお勧めです!と言いました。

あれから5年経ち人も味も代わっていました。

もうあの店に行く事は無い!

江戸っ子のお姉さん今では絶滅危惧種になっちゃんたでしょうか?


その後竹橋の近代美術館で鏑木清方の名作 築地明石町を見て帰りました。

夜会巻の髪型で浅葱色の着物に黒い羽織ですらりと佇む妙齢の女性。

傍らの竹垣の足元には夏の名残の水色の朝顔が一輪寂しげに咲いています。

何てきりっとして涼やかな女人でしょうか!

切手にもなった名作です!

築地明石町の切手が出た頃はまだお正月の晴れ着は着物が当たり前で

振袖以外の着物は袖丈も短く羽織丈も短かったのです。

清方の描いた女性の羽織は袖も着丈も長かったのが新鮮に思えて憧れでした。

その頃日本舞踊を習っていた私は早速着丈の長い羽織と袖丈の長い着物を

誂えたのです。

正倉院展と違って憧れの美人画 築地明石町 をゆっくり観賞出来ました。


国宝といえども混雑の中では見て来た、というだけの感想です。

長蛇の列につくのはやっぱり止めようと思った次第です。


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     もうすぐお正月なのでマーブルはお父さんにきれいにしてもらっています。

     来年の5月には9歳になるマーブルです。

     お口のまわりが大分白くなって来ました。

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